キャットフードで健康を保つために

キャットフードの酸化

猫を飼っていて意外と気になるのが、キャットフードの保存方法ではないでしょうか。
こだわる飼い主さんでは真空パックや冷凍技を使っていることもあります。
キャットフードの保存方法について見ていきましょう。

キャットフードの保存の目的

キャットフードの保存は、酸化を防ぐことが大きな目的です。
酸化を防ぐには、直射日光の当たらない涼しい場所で密閉しておくことがポイントとなります。
冷蔵庫保存は結露でカビが生えやすく、冷凍庫保存は風味が落ちて食感も変わるためおすすめしません。

キャットフードは空気に触れると酸化するため、お皿に出してから数時間で酸化が進んでいきます。
酸化するのは主にキャットフードに含まれている脂肪分です。
酸化が進むにつれ成分が変化し悪玉コレステロールとなって、血管を詰まらせガンや動脈硬化を引き起こす原因となります。
また、酸化した脂肪や油分を食べると下痢を起こす猫もいます。

酸化しているかどうかは見た目には変化が出づらいですが、感触やにおいに違和感があれば与えないほうがいいでしょう。
酸化すれば味も落ちるため、猫があまり食べなくなることもサインかもしれません。
酸化してしまったフードは与えないようにしましょう。

キャットフードの保存方法

それでは具体的な保存方法をご紹介します。

■ドライフードの場合
ドライフードは開封したときから空気に触れて劣化が始まっていきます。
なるべく密封できる大きめの缶やタッパーなどに移し替えましょう。
1週間分ずつ小分けにしてもいいですね。
このとき、脱酸素剤も一緒に入れておきます。
特に無添加のキャットフードは酸化防止剤を使っていないため、酸化しやすく消費期限も短い場合が多いため注意が必要です。

キャットフードメーカーでは、おおむね1ヶ月で使い切ることを目安としています。
ドライフードでも小袋に分けて売られているタイプも多くあるため、飼っている頭数や体重に合わせて選ぶといいですね。

もし朝にあげたフードを食べ残していたら、一度空気に触れている上、さらに猫の唾液がついて酸化が進んでいるため再び与えるのはやめましょう。
一度に食べ切れる量だけお皿に出すのがコツです。

■ウェットフードの場合
ウェットフードにはパウチタイプや缶タイプがありますが、一回で使いきれなかった場合は別の容器に移し、ラップをして冷蔵保存しましょう。
次に与える際、冷たいままだとにおいがせず猫が反応しないこともあります。
その場合は少し温めると猫の食欲を刺激して食いつきがよくなります。
ただし、開封した翌日のうちに使い切るようにしましょう。

キャットフードの酸化を防ぐ工夫を

キャットフードは思っているよりも酸化が進みやすいものです。
空気に触れる時間をなるべく減らすのがポイントです。

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